一つの病棟に患者は60人います。
しかし、60人の患者のトイレは3〜5つです。
単純計算で12〜20人で1つのトイレを毎日使います。
実際にはベッド上で動けず、オムツ対応の方もいますので
6〜10人で一つのトイレを使う程度かもしれません。
しかし患者は苦労なく
立ち、
ズボンを脱ぎ、
座り、
排泄し、
後始末をし、
また立ちあがり、
ズボンをあげ、
手を洗い、
トイレから出るまで
できるわけではありません。
これらの動作に介助が必要であったり、
時間が多くかかったりします。
病院の構造上の問題もあり
トイレの数もすぐには増やせません。
しかし、患者は日々トイレを待ち続けなければなりません。
これはとてもナイーブな問題に思います。
待って、というのは簡単ですが、
いざ自分がその立場になると。。。
いてもたってもいられませんよね。
環境デザインが実際の生活に適合していないのです。
私も何度もそんな場面に出くわしました。
環境面の問題は改善を図るのも難しいし、時間がかかります。
12月のナコスカンファレンスの議題の一つにしましょう。
以前、陽子さんからいただいたご意見、ロコモ予防や、日本の家屋環境との関係についての話し合いもしましょう。
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