今回は言語聴覚士の仕事内容を話ししたいと思います。
言語聴覚士のリハビリの対象は小児から成人まで様々です。
障害別に分けると下記のような種類があります。
①言語障害
呂律が回りにくい、言葉が思い浮かばない、言葉は思いつくのに話せない、声が出にくい、読み書きが出来ない等の症状の方へのリハビリを行います。
②聴覚障害
機械を使って聴力検査(身体検査でよく行われる「ピー」という音を聞くもの)をしたり、きこえの問題でコミュニケーション困難な方へのリハビリを行います。
③嚥下障害
食事中にむせるようになった方や、食事時間が異様に長くなった方の食事内容・摂取方法の提案やリハビリをします。
④高次脳機能障害
脳の病気が原因で、道が覚えられなくなった、計画が立てられなくなった、集中力が無くなった、左右が分からなくなった等の症状の方へのリハビリを行います。
必ずしも一つの障害ではなく、複数の障害が重なっている方も多くいます。
似たような症状でも、小児と成人ではリハビリの進め方が異なります。
次回からは、それぞれの障害の詳しいお話をしていきたいと思います。